研究課題/領域番号 |
24570122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
海野 昌喜 茨城大学, 理工学研究科, 教授 (10359549)
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連携研究者 |
福山 恵一 大阪大学, 大学院工学研究科, 招へい研究員 (80032283)
和田 啓 宮崎大学, テニュアトラック推進機構, テニュアトラック准教授 (80379304)
玉田 太郎 原子力機構, 量子ビーム, グループリーダー (50391248)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 中性子結晶構造解析 / 酵素 / 水素 / 還元反応 / フィコシアノビリン / コンフォメーション |
研究成果の概要 |
フィコシアノビリンを合成する酵素PcyAとその基質BV(ビリベルジン)との複合体の中性子結晶構造解析を行い、水素原子の可視化に成功した。BVの4つのピロール環の窒素原子全ての近傍に重水素が付加した構造が混在していた。また、ラクチム構造は存在しなかった。Asp105は二重配座をとっていたが、一方のコンフォメーションには水素(重水素)が見られ、もう一方には無かった。His88は水素化しており、その水素がA環のラクタム酸素と水素結合を形成していた。また、His88の近くにヒドロニウムイオン(H3O+)を見出した。さらに、同定できていなかったBV近傍の水分子(H-O-H)の存在と配向が確認できた。
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自由記述の分野 |
構造生物化学
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