研究成果の概要 |
C末端に一回膜貫通ヘリックスを持つテイルアンカー型タンパク質 (TA) は標的因子 Get3 によって小胞体膜に挿入される。Get3 は TA タンパク質を捕まえた後、膜タンパク質 Get1, Get2 と相互作用して小胞体膜に局在する。本申請では、Get3 と Get1 の膜外ドメインとの複合体の結晶構造解析を行った。また、Get3-TA の結晶構造解析を目指して、Get3-TA 複合体の調整を行った。このとき変異体 Get3 を用いることにより Get3 2量体に TA が1分子が結合した複合体を調整できた。さらに、Get1, Get2 についても、昆虫細胞発現系を用いての精製に成功した。
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