細菌べん毛ロッドの構造と分子機構の解明

2014 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 24570132
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 西條 由見子(濱野由見子) 大阪大学, 生命機能研究科, 特任助教 (00444513)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2016-03-31
• キーワード: 細菌べん毛 / 結晶構造解析

研究実績の概要

産前産後の休暇又は育児休業により研究を中断していたため、平成26年度の研究実績はありません。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

産前産後の休暇又は育児休業により研究を中断していたため

今後の研究の推進方策

FlgGの結晶構造を解明したので、その成果を論文にまとめて発表する。

プロキシマルロッドの構造を明らかにするためにFlgFタンパク質の結晶構造解析に取り組む。FlgGのときと同様にunfold領域を欠損させたFlgFの大腸菌大量発現系をすでに構築しているので、精製法の改良と結晶化を重点的に行う。良質な結晶を得ることができれば、さらにセレノメチオニン結晶の作製、回折データ収集、位相決定、分子モデルの構築と研究を先に進める。

次年度使用額が生じた理由

産前産後の休暇又は育児休業により研究を中断し、平成26年度の使用額が0だったため。

次年度使用額の使用計画

研究のために必要な大型実験装置はほぼ揃っているので、研究費はタンパク質精製と結晶化に必要な消耗品(ゲル濾過カラム、アフィニティーカラム、培地、試薬、界面活性剤、プラスチック器具、ガラス器具、結晶化プレート、結晶化用試薬、凍結用ループ、結晶保存容器など）を購入する。作業の効率化を図るために、電動ピペット、ホットスターラー、撹拌器等の少額備品も購入する。成果発表のための論文投稿料にもあてる。