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2014 年度 研究成果報告書

腸管における架橋酵素を介したシグナル伝達制御と腸内細菌との共生成立の分子機構

研究課題

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研究課題/領域番号 24570164
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 機能生物化学
研究機関九州大学

研究代表者

川畑 俊一郎  九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90183037)

連携研究者 柴田 俊生  九州大学, 高等研究院, 助教 (00614257)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードトランスグルタミナーゼ / ショウジョウバエ / 腸管 / 腸内細菌 / ペプチドグリカン / タンパク質架橋反応
研究成果の概要

トランスグルタミナーゼ(TG)は、タンパク質間の架橋反応を触媒する。哺乳動物には8種類の相同酵素が存在するが、ハエには1個の遺伝子のみが存在し、TGの研究には格好のモデル生物である。TGはハエ腸管の囲食膜形成に関与し、腸管の抗菌ペプチド産生を担うIMD経路を抑制していた。IMD経路は細菌表層のペプチドグリカンを認識して抗菌ペプチドを産生するが、TGはNF-κB様の転写因子を阻害し、常在細菌に対する過剰免疫を抑制していることが判明した。さらに、ハエ腸内細菌を解析してTGのノックダウン系統の腸内細菌叢を明らかにし、囲食膜形成に関与するタンパク質を同定して、囲食膜形成に関わるTGの機能解明を行った。

自由記述の分野

生化学

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公開日: 2016-06-03  

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