線虫C. elegansのGPIアンカー型蛋白質(GPI-AP)合成が無くなると配偶子幹細胞の激減が起こり、激しい生殖系列の異常が生じ。配偶子幹細胞は隣接するdistal tip細胞からのNotchシグナルで維持されている。本研究では、生化学的解析・DNAマイクロアレイ・RNA-SeqそしてGPIアンカー型蛋白質遺伝子のRNAiを活用して生殖系列に必須の7つのGPIアンカー型蛋白質を同定した。その中で2つが特に重要と考えられ、CRISPR-Cas9法で2つの遺伝子の欠失株を取得して調べると、著しい生殖系列の異常が見いだされた。現在、2つの遺伝子とNotchシグナルの関係を解析中である。
|