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2014 年度 実績報告書

クロマチンDNAにおけるDNA修復機構の蛍光1分子イメージング

研究課題

研究課題/領域番号 24570182
研究機関光産業創成大学院大学

研究代表者

横田 浩章  光産業創成大学院大学, 光産業創成研究科, 准教授 (90415547)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードDNA損傷・修復 / タンパク質 / 核酸の構造 / 動態 / 機能
研究実績の概要

平成26年度は、ヒトDNA修復タンパク質の定量的な蛍光標識、非損傷あるいは損傷λファージDNA上でのDNA修復タンパク質1分子の結合・解離・1次元拡散運動ダイナミクスの長時間イメージング、数10bpの長さの非損傷あるいは損傷DNA上でのDNA修復タンパク質1分子の結合・解離の長時間イメージングを行った。結果を以下に示す。
ヒトDNA修復タンパク質の定量的な蛍光標識:蛍光性ビオチンによるQdotストレプトアビジンのビオチン結合サイト数の定量を行える系を立ち上げた。そして、そのビオチン結合サイト数がわかった状態で、ビオチン化したヒトDNA修復タンパク質のQdot標識を定量的に行った。
非損傷λファージDNA上でのイメージング:非損傷λファージDNA上での1次元拡散運動を解析したところ、その拡散係数が広く分布していることを見いだした。このことはDNA修復タンパク質が必ずしもDNAのらせんに忠実に沿って動かず、DNA上をより速く移動できることを示唆している。
損傷λファージDNA上でのイメージング:損傷λファージDNAに安定して結合するDNA修復タンパク質をイメージングした。これらの結合の多くは、少なくとも数時間は持続しており、XPC複合体の損傷DNAへのアフィニティの高さを示していると考えている。
数10bpの長さの非損傷あるいは損傷DNA上でのイメージング:λファージDNAと同様に、非損傷DNAに比べて、損傷DNAにより多く、またより長時間結合しているDNA修復タンパク質をイメージングした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 哺乳類ヌクレオチド除去修復タンパク質XPCのDNA結合モードの1分子イメージング2014

    • 著者名/発表者名
      横田浩章, 戸根大輔, 大西優貴, 韓龍雲, 原田慶恵, 菅澤薫
    • 学会等名
      第37回日本分子生物学会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(横浜市西区)
    • 年月日
      2014-11-25 – 2014-11-27
    • 招待講演
  • [学会発表] 哺乳類ヌクレオチド除去修復タンパク質XPCのDNA結合モードの1分子イメージング2014

    • 著者名/発表者名
      横田浩章, 戸根大輔, 大西優貴, 韓龍雲, 原田慶恵, 菅澤薫
    • 学会等名
      第52回日本生物物理学会年会
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター(札幌市白石区)
    • 年月日
      2014-09-25 – 2014-09-27
  • [備考] 光産業創成大学院大学光産業創成研究科 光バイオ分野

    • URL

      http://www.gpi.ac.jp/research/teacher/professor-18.html

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公開日: 2016-06-01  

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