研究課題
基盤研究(C)
両生類付属器官の再生開始のしくみを明らかにする目的で、アフリカツメガエル幼生尾部切断後におきる迅速な傷修復および脊索の伸張について研究した。1 脊索の単離・培養および、移植実験から、傷表皮や筋肉組織が脊索の再生に重要な役割を持つ事ことが示唆された。2 es1遺伝子プロモーターを用いることにより、傷表皮細胞を効率よく標識できるトランスジェニック系統を確立した。この系統を用いた解析から、es1の発現上昇と傷修復にはTGF-β、ROSおよびERKシグナルが必要であることが示唆された。
発生生物学