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2014 年度 研究成果報告書

卵膜タンパク質と孵化酵素遺伝子の分子共進化

研究課題

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研究課題/領域番号 24570250
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 進化生物学
研究機関上智大学

研究代表者

安増 茂樹  上智大学, 理工学部, 教授 (00222357)

連携研究者 佐野 香織  城西大学, 理工学部, 助教 (70612092)
川口 眞理  上智大学, 理工学部, 助教 (00612095)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード分子共進化 / 孵化酵素 / 卵膜
研究成果の概要

硬骨魚類のZP遺伝子は、進化過程で発現領域が変化している。早くに分岐したカライワシ類では、卵巣で合成される。その後、正真骨魚類とニシン・骨鰾類の共通祖先で発現場所が変化して、正真骨魚類では肝臓で、ニシン目では、ZP遺伝子cDNAが両方の組織からクローン化されるが、骨鰾上目の魚では、ZP遺伝子の発現は卵巣が主になる。一方、孵化酵素は、ニシン・骨鰾類の共通祖先で遺伝子重複により2種の遺伝子が生じ、正真骨魚は、2つの遺伝子を保持している。一方、ニシン・骨鰾類では、骨鰾類に至る過程で、1つの遺伝子が失われている。つまり、卵膜遺伝子発現場所の進化過程の変化は、孵化酵素遺伝子の重複・喪失の時期と一致する。

自由記述の分野

分子進化学、発生生物学

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公開日: 2016-06-03  

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