研究課題/領域番号 |
24570258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
田井村 明博 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環境), 教授 (10136624)
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研究分担者 |
管原 正志 長崎大学, 教育学部, 教授 (20039564)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 暑熱耐性 / 寒冷耐性 |
研究概要 |
H24年度は「暑熱暴露時の体温調節反応パターン解析・評価」を以下の手順で行う計画であった。しかしながら、H24年度は実験棟の耐震改修工事が行われたため、実験を実施する「人工気象室」が7月から平成25年3月まで利用できず、本実験の実施ができなかった。そのため、一般の実験室において,平成25年度に実施予定の「局所寒冷暴露時の体温調節反応パターン解析・評価」も含めた予備実験を行い、購入した機器の状態、実験プロトコールの点検等を行った結果、問題なく本実験を行うことが出来ることを確認できた。 「局所寒冷暴露時の体温調節反応パターン解析・評価」の予備実験の方法、結果の概要 [実験方法]健康な中国人留学生を対象とし、室温27℃、相対湿度50%の人工気象室で、局所寒冷暴露実験を行った.身長、体重、体脂肪率の測定を行った後、人工気象室に少なくとも実験開始30分前に入室、安静着座状態を保たせ、サーミスターセンサーと血流計のプローブを取り付け5℃の冷水に中指を20分間浸漬後、15分間の安静を保たせ実験終了とした.浸漬した中指の皮膚温、皮膚血流量及び温度感覚を測定した。[結果]被験者を北部出身者と南部出身者の2群に分けて分析した結果、北部出身者の寒冷耐性が優れていることが推察された。さらに、各被験者の皮膚温の反応パターンからクラスター分析により分類したところ3種類のパターンに分類され、居住地域の属性による分析よりも詳細な個人差の分析が可能であることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
H24年度は実験棟の耐震改修工事が行われたため、実験を実施する「人工気象室」が7月から平成25年3月まで利用できず、本実験の実施ができなかった。そのため、一般の実験室において,平成25年度に実施予定の「局所寒冷暴露時の体温調節反応パターン解析・評価」も含めた予備実験を行い、購入した機器の状態、実験プロトコールの点検等を行った結果、問題なく本実験を行うことが出来ることを確認できた。
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今後の研究の推進方策 |
人工気象室改修のため実施できなかった「暑熱暴露時の体温調節反応パターン解析・評価」に関わる本実験を遂行すると共に、平成25年度に実施予定の「局所寒冷暴露時の体温調節反応パターン解析・評価」に関する実験を予定通り行う。併せて成果の発表も行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
物品費:800千円 旅費:700千円 謝金:250千円
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