研究成果の概要 |
本研究の目的は,Pelargonium属Hoarea節野生種のユニークな特性を持つ新品種の育成である.Hoarea節に属するP. rapaceumの葉片および葉片由来カルスのコルヒチン処理によって4倍体を作出した.これらの花は大型ではなかったが,4倍体作出の方法を初めて提示した.また,P. oblongataum(Hoarea節)とP. fulgidum(Liguralia節)との間で相互交雑を行い,種間雑種後代(F1,F2およびBC1)を得た.これら植物個体では,Hoarea 節の特性(花色,花色素および草姿など)の導入が認めら,新規特性を持つ品種育成の育種素材としての活用が期待できる.
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