研究課題
基盤研究(C)
生物微弱発光現象のうちの遅延発光量の測定により、従来困難であった切枝でのモモの穿孔細菌病抵抗性検定法の開発を目指して試験を行った。病菌の接種により、モモ葉の遅延発光量は影響を受け、無接種に比べて減少する傾向が認められたが、品種によってそのパターンが異なることが判明した。これまでの試験で抵抗性と判定されている‘チマリッタ’と‘もちづき’遅延発光量の減少パターンが異なり、前者では接種による発光量の低下が遅れ、不明瞭だったのに対して、‘もちづき’は接種後数日で顕著な発光量の低下が観察された。
果樹育種