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イネいもち病菌の体細胞相同組換えを検証するために相同組換え検出系を構築した．本系を導入したいもち病菌に対し，ケミカルストレス等を処理すると高頻度で相同組換えが生じること，またその条件について明らかにした．非病原性遺伝子Avr-Pitaの遺伝的変異に相同組換えが関与していることを示した．メガヌクレアーゼI-Sce Iを用いて，DNA二本鎖切断を導入すると相同組換え頻度が上昇することを実証した．任意のゲノム部位に相同組換えを導入するために，糸状菌型人工ヌクレアーゼの構築を行った．以上から，体細胞相同組換えによるゲノム変異は本菌の病原性変異に寄与することを明らかにした．
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