研究課題
基盤研究(C)
近年わが国に侵入・定着した外来昆虫ブタクサハムシを材料として、気候に対する適応と関係の深い光周性(日長に反応して休眠に入る特性)に着目して、その経年変化と地理的変異を調査し、光周性が侵入地の環境に適応するように短期間に変化したこと、緯度・標高など地理的勾配に沿った変異を生じたことを明らかにした。さらに、光周性に大きな遺伝的変異があることを解明し、これがこの特性の急速な進化をもたらした要因の一つであることを示した。
農学