次年度の研究費の使用計画 |
本研究ではこれまでの研究からラン藻のバイオフィルム形成に二成分性シグナル伝達が関与することを明らかにした。そこで、平成25年度にこれらのシグナル伝達因子破壊株を用いて、これらの破壊株における遺伝子発現を次世代ゲノムシーケンサーを用いて解析しバイオフィルム形成に関連する遺伝子を同定する予定であった。しかし、バイオフィルム形成に関与するシグナル伝達因子の個数が予想以上に多く、解析に予想以上の時間を要した。平成26年度は、引き続きシグナル伝達因子破壊株の解析を進め、次世代シークエンスを用いて、バイオフィルム形成に関与する因子の同定を目指す予定である。 平成26年度は、ラン藻のバイオフィルム形成に関与するシグナル伝達因子の機能解析や次世代シークエンスを用いた遺伝子発現解析を進めるため、下記のように使用する計画である。 【消耗品】バイオフィルム生合成関連遺伝子の遺伝子破壊用プラスミドDNAの作製のため合成オリゴDNA、遺伝子工学実験用試薬, 特級寒天,プラスミド抽出キット、ラン藻の遺伝子破壊株の培養用試薬、電子顕微鏡観察用試薬、バイオフィルム検出用試薬、プラスチック器具(200 ulチップ, 1000 ulチップ, 1.5 ml サンプルチューブ, 15 ml 遠沈管, 50 ml 遠沈管, 96ウェルマイクロタイタプレート, PCR 8連チューブ)、ガラス器具 【旅費・その他】研究成果を積極的に発表するため、国内学会(日本農芸化学会、日本生物工学会)、および国際学会(Gordon Research conference, 米国)への参加旅費
|