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2012 年度 実施状況報告書

大腸菌16SrRNAメチル化酵素「RsmG」の反応促進因子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 24580131
研究種目

基盤研究(C)

研究機関独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

岡本 晋  独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品総合研究所食品バイオテクノロジー研究領域, 上席研究員 (80353986)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードRNA / 塩基就職 / メチル化酵素 / 微生物
研究概要

16SリボゾームRNA(rRNA)分子中の7-メチルグアノシン(m7G)修飾は、全ての真正細菌に存在し、その欠失は低レベルストレプトマイシン耐性の形質をもたらす。我々は、このm7G修飾がメチル化酵素「RsmG」によって触媒されることを明らかにしている。さらには、大腸菌においてはRsmGによるメチル化が未知の因子(タンパク質)により著しく促進をされることを見いだしている。このような因子は他の細菌では知られていない。本研究では、大腸菌のメチル化促進因子を同定すると共に、遺伝生化学的手法を駆使してその反応促進機構を明らかにすることを目指す。
本年度はメチル化促進因子の精製を試みた。精製の出発材料としては、RsmG蛋白質自身の混入を防ぐために、rsmG破壊株由来の粗リボゾーム画分を用いることとした。アッセイは、メチル化酵素として精製(His)6-RsmGを、基質としては精製70Sリボゾームを使用し、検出系としてはmethyltransferase assay kit(ケイマン・ケミカル社)を用いて行った。
粗リボゾーム画分からのメチル化促進因子の抽出に適した条件について検討したところ、1M塩化アンモニウムによる洗浄が最的であることが分かった。続いて、陰イオン交換クロマトグラフィーによりメチル化促進因子の更なる精製を行ったところ、本因子が単一のピークとして溶出されることが確認された。しかしながら、いまだ完全精製にはいたっておらず次年度においても引き続き本因子の精製を行っていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の計画では本年度中のメチル化促進因子の完全精製を目指したが、部分精製にとどまったため。

今後の研究の推進方策

引き続きメチル化促進因子の精製、同定を行っていく。
さらには、本因子の生化学的諸性質についても検討を行う。

次年度の研究費の使用計画

該当なし

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Biosynthetic conclusions from the functional dissection of oxygenases fro biosynthesis of actinorhodin and related Streptomyces antibiotics2013

    • 著者名/発表者名
      Takaaki Taguchi, Masaki Yabe, Hitomi Odaki, Miki Shinozaki, Mikko Metsa-Ketela, Takao Arai, Susumu Okamoto, Koji Ichinose
    • 雑誌名

      Chemistry & Biology

      巻: 20 ページ: 510-520

    • DOI

      10.1016/j.chembiol.2013.03.007

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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