研究課題
Ca2+シグナル伝達のメカニズムと生理機能の全体像の解明を目指す。特に本研究では、Ca2+シグナル系で機能することが予想される分子による寿命制御の解明を行う。以下、研究実績の概要を示す。1.Ca2+シグナル伝達経路による寿命制御(SCZ遺伝子による寿命制御)。SCZ遺伝子は寿命制御に関わることを昨年度発見した。本年度はその再現性及びSCZ遺伝子と既知の寿命制御遺伝子との機能的関連を調べた。その結果、既知の寿命制御経路と密接に機能関連するSCZ遺伝子の存在が認められた。2.Ca2+感受性を抑圧する多コピーサプレッサー遺伝子の寿命制御における機能。昨年度、Ca2+感受性を抑圧する多コピーサプレッサー遺伝子が17個取得された。それら遺伝子が寿命制御に関わるか調べた。その結果、15遺伝子に寿命に対して何らかの効果が認められた。現在最も有望と思われる遺伝子について詳細に解析中である。
2: おおむね順調に進展している
ほぼ計画通りである。予想通りの結果である。
今後も引き続き、解析を展開し、論文に仕上げる。
必要であった試薬が翌年度に必要となったため、繰り越した。26年度に速やかに使用する。
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Biosci Biotechnol Biochem.
巻: 77 ページ: 2002-2007
doi:10.1271/bbb.130260
巻: 77 ページ: 2160-2165
doi:10.1271/bbb.130515
巻: 77 ページ: 1086-1091
doi:10.1271/bbb.130064