アセロラは、果実に大量のアスコルビン酸を集積する。アセロラ果実のアスコルビン酸含量は、レモン果実の約50倍にもなる。しかし、アセロラ果実に大量にアスコルビン酸が集積する機構は不明である。本研究では、アセロラについて、アスコルビン酸の生合成と、その集積機構に着目した。アセロラのアスコルビン酸生合成酵素のcDNAをクローニング後、アセロラにおけるアスコルビン酸生合成酵素の発現解析を行った。また、アセロラのアスコルビン酸生合成酵素のゲノム遺伝子をクローニングし、そのプロモーター活性を調べた。さらに、アセロラのアスコルビン酸生合成酵素遺伝子をタバコに導入発現させ、アスコルビン酸高含量タバコを作出した。
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