骨格筋における運動は、その収縮強度や収縮様式によって異なる生理作用を発揮すると考えられる。我々はマウス骨格筋細胞C2C12と電気パルス刺激などの物理的刺激を複合的に用いたin vitro擬似的運動刺激系を開発し、収縮強度や収縮様式に応答した骨格筋生理変化についての解析を行った。本研究では、特に収縮に応答した骨格筋分泌タンパク質に着目した解析を行った。その結果、激運動条件下においてC-CケモカインであるRANTESを含む複数の分泌タンパク質発現が抑制されることが明らかとなった。我々はさらにこのRANTES分泌抑制メカニズムについても解明した。
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