研究成果の概要 |
本研究ではPd触媒を用いた立体選択的な環化反応を用い天然物の合成研究を行った。まず,本手法により2,6-cis-ピペリジン環を構築し, (+)-azimineの全合成に成功した。また, 2,6-trans-体はIr触媒を用いて構築した。続いて,環状アシルパラデーションを用いて(+)-boronolide, (+)-deacetylboronolide, akolactone B, (+)-ancepsenolideの全合成を行い,tetradenolideの構造訂正も行った。さらにセスキテルペンであるeupaglabric acidの合成中間体の効率的な合成経路を確立すべく検討を行った。
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