研究課題
基盤研究(C)
糖質過剰摂取に起因する疾患予防を目的とし、腸管での単糖吸収を抑制する食品成分の解析を進めた。腸管上皮細胞でのグルコースの吸収を担うグルコーストランスポーターであるSGLT1、フルクトースの吸収を担うGLUT5を阻害するフィトケミカルをそれぞれ探索した結果、柑橘類に含まれるタンジェレチン、緑茶に含まれるエピカテキンガレートなどがSGLT1活性およびGLUT5活性を阻害することを見出した。さらにマウスを用いて糖負荷試験をおこなったところ、タンジェレチンはマウス血糖値の増加を有意に抑制した。
食品機能学