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2014 年度 実績報告書

GFPマーキングを用いた食品アレルギーにおけるILー5産生細胞の挙動・機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 24580196
研究機関獨協医科大学

研究代表者

橋口 昌章  獨協医科大学, 医学部, 准教授 (20372443)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードアレルギー / IL-5 / 好酸球 / GFP / マーキング
研究実績の概要

食品アレルギーは,近年増加の一途をたどり,その予防・治療方法の開発は急務となっている.その発症には,IL-4のみならず,好酸球が重要であり,好酸球の分化・増殖を担うIL-5の発現調節機能の解明は食品アレルギーをはじめとするアレルギー疾患の制御へつながる.しかしながら、これまで,どういった細胞が主たるIL-5産生細胞であるかは明らかとなっていなかった.そこで,本研究では,IL-5産生細胞をGFPにてマーキングすることにより,in vivoでのIL-5産生細胞を可視化し,その挙動・機能を解析することを目的とした.
IL-5産生性グループ2自然リンパ球 (ILC) は,IL-33によって活性化し,IL-5を産生することが知られている.一方で,IL-33はin vitroにおいて好酸球も活性化することが報告されている.そこで,本研究において前年度までに樹立した,IL-5プロモーター制御下でGFPを発現するBACトランスジェニックマウスをもちいて好酸球のin vivoにおける活性化を検討した.その結果,好酸球はin vivoにおいて,IL-33により直接活性化される経路と,IL-33がILC2を活性し,その結果産生されるIL-5によって活性化される経路の2つの経路があることが明らかとなった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] IL-33 activates eosinophils of visceral adipose tissue both directly and via innate lymphoid cells2015

    • 著者名/発表者名
      Hashiguchi, M., Kashiwakura, Y., Kojima, H., Kobayashi, A., Kanno, Y., Kobata, T.
    • 雑誌名

      Eur. J. Immunol.

      巻: 45 ページ: 876-885

    • DOI

      10.1002/eji.201444969

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Dual activation pathways of visceral adipose tissue eosinophils by interleukin-33 in vivo: innate lymphoid cell-mediated and direct actions2014

    • 著者名/発表者名
      Hashiguchi Masaaki, Kashiwakura Yuji, Kojima Hidefumi, Kanno Yumiko, Kobata Tetsuji
    • 学会等名
      日本免疫学会学術集会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2014-12-11

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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