研究課題
基盤研究(C)
乳中の塩基性タンパク質であるラクトフェリンの多様な生理作用が、ラクトフェリンと特異的に結合している生理活性成分に由来するという仮説のもとに、生理作用の活性本体を明らかにすることを目的に研究を行った。プロテオーム解析で明らかとなったラクトフェリン結合成分を、多段階クロマトグラフィーで単離精製し、免疫調節作用や骨代謝改善作用について調べた。動物細胞培養系および疾患モデル動物実験系で検討した結果、免疫調節作用と骨芽細胞増殖作用をもつ複数のラクトフェリン結合成分が同定された。
農学