UVB照射シグナルは、皮膚でのcalcitonin gene-related peptide(CGRP)の発現と放出を増加させることで、そのシグナルを肝臓、脂肪組織に伝える。このシグナルは血中Adiponectin量を減少させ、皮膚機能を低下させる可能性が示唆された。肝線維化の増悪化に関わるplasminogen activator inhibitor (PAI)-1の発現を減少させることで、肝線維化の進展を遅延させる可能性があるポジティブな効果も認められた。すなわち、UVB照射による皮膚以外の臓器への影響は、皮膚と同様にネガティブな効果とポジティブな効果の双方が認められた。
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