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2012 年度 実施状況報告書

林床植物の生物多様性が土壌CO2フラックスに与える影響の評価

研究課題

研究課題/領域番号 24580229
研究種目

基盤研究(C)

研究機関独立行政法人森林総合研究所

研究代表者

橋本 徹  独立行政法人森林総合研究所, 北海道支所, 主任研究員 (70353810)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード土壌CO2フラックス / 林床植物
研究概要

森林土壌CO2フラックスの空間変動に、林床植物がどのように関係しているかを解明するために、森林総合研究所北海道支所羊ヶ丘実験林構内に、試験地を設定し、植生調査と土壌CO2フラックス測定を行った。
まず、適切な土壌CO2フラックス測定方法を決定するために、3種類の測定方法を比較した。その結果、測定方法によっては、3種類の測定方法の平均値と比べて、過大または過小にずれる場合があるものの、いずれの測定方法でも土壌CO2フラックスの空間変動傾向は一致した。いずれか一種類の測定方法のみで測定すれば、土壌CO2フラックスの相対的な空間変動傾向を把握できることがわかった。測定時間、労力等の観点からヴァイサラ社製のCO2センサーGMD20を用いた密閉法によって土壌CO2フラックスを測定することにした。
次に、平坦なハンノキ林内に50mのラインを設定し、60cm×30cmのコドラートを63カ所設定し、そのコドラート内の林床植物の種名と被度を7月に記録した。また、コドラート横に直径20cm、高さ10cmの塩化ビニル製チャンバーを埋設し、土壌CO2フラックスを9月から10月にかけて3回測定した。植生調査の結果、各コドラートには、0~5種の林床植物が見られ、その平均種数は2.1種だった。3回行った土壌CO2フラックス測定値の平均は、9/5の測定が0.13 mgCO2/m2/s、10/10の測定が0.08 mgCO2/m2/s 、10/30の測定が0.07 mgCO2/m2/sだった。2.5m置きに設定したコドラート21点の種数データと土壌CO2フラックスデータで相関を見たところ、有意な関係は見られなかった。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度は、調査地を設定した。また、複数の土壌CO2フラックス測定方法を比較し、適切な測定方法を決定した。植生調査と土壌CO2フラックス測定も行うことができ、おおむね順調に計画が進捗していると考える。

今後の研究の推進方策

初年度の調査地で、次年度も繰り返し測定を行うことで、経年変化を調べる。また、土壌サンプルを採取し、土壌中の炭素、窒素量などを分析する。

次年度の研究費の使用計画

予定していた土壌CO2フラックス測定機器の性能が、当初の目的に最適ではなかったため、適切な測定方法の比較検討に時間がかかり、土壌分析にまで至らなかった。次年度は、土壌分析を行う予定であり、分析に関する消耗品等で研究費を使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 異なるチャンバー法による土壌CO2フラックス測定法の比較2013

    • 著者名/発表者名
      橋本徹、阪田匡司
    • 学会等名
      日本生態学会
    • 発表場所
      グランシップ(静岡県)
    • 年月日
      20130305-20130309

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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