研究課題
基盤研究(C)
ハラアカコブカミキリは日本本土への侵入種でありシイタケホダ木の害虫である。本種を産卵から成虫の羽化まで異なる温度で飼育して発育の特性を明らかにした。卵、幼虫及び蛹の発育零点と有効積算温量はそれぞれおよそ12℃と110日℃、15℃と610日及び10℃、190日℃であった。これらの発育零点と有効積算温量を考えると、ハラアカコブカミキリが我が国の非分布地に侵入した場合、定着する可能性が高く、今後十分注意する必要がある。
農学