本研究では、可視光-近赤外光反射画像を利用することにより、35年生ヒノキの生細根、枯死細根の判別を行った。異なる根の分枝位置を教師データとして使用した結果、1次根と高次根を合わせて使用した場合に最も判別精度が高かった。また、異なる波長の画像の解析結果を比較すると、可視-近赤外4波長の反射画像を使用した場合に、判別精度が最も高かった。また、この35年生ヒノキ林において細根生産量、ターンオーバー速度を解析した結果、細根生産量は約45 g m-2 y-1、細根ターンオーバー速度は、約0.34 yr-1であった。
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