シオミズツボワムシを介して仔魚に疾病を引き起こす魚病細菌の発症機構を解明するため、ワムシと魚病細菌の関係について研究を行った。実験に用いた細菌(A. hydrophila、E. tarda、P. damuselae 、P. plecoglossicida、V. anguillarum、V. ichthyoenteri)は、パルスフィールドゲル電気泳動によるジェノタイピング法で分類して最適株を選択した。ワムシ培養液に魚病細菌を添加した結果、培養液1ml当たり4乗の魚病細菌を添加してもワムシの生活史に影響がないこと、ワムシ1個体当たり3.67E+2 CFUの細菌が取り込まれることを明らかにした。
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