ランスフィールドC群レンサ球菌のゲノム解析の結果、病原性に関わる遺伝子を同定できた。その中から血清白濁因子(SOF)に注目し、その活性の違いを検討した。その結果、活性の違いにより3タイプ分けられることを明らかにした。また、迅速診断のため細胞表面の免疫原生タンパク質を同定するとともに、クローニングしリコンビナントタンパク質を作成した。そのリコンビナントタンパク質を抗原として、C群レンサ球菌症の診断法のためにELISAを開発した。さらに、養殖場においても診断ができるようにこのタンパク質をビーズに吸着させ、凝集反応で感染魚から凝集抗体を検出できるようにした。
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