クルマエビ類のDNAワクチンとリコンビナントワクチンにおける有効性を示す因子として、クラスチン、リゾチームおよびペネイディン等の抗菌ペプチドが有効であることが示された。ワクチンの機能を知る上で重要な多数のサイトカイン様遺伝子を20種類以上も検出・同定した。IL-17遺伝子はクルマエビの幼生の後期に著しく高い発現が認められた。マルチプレックスRT-PCRによる網羅的遺伝子検出では、ウイルス感染において、JAK/STAT経路のSOCS遺伝子の発現が高まる点は重要な発見であり、本遺伝子をノックダウンすることによって新たな感染防御法が示唆された。
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