研究課題
基盤研究(C)
ショットガンメタゲノム解析と、マイクロアレイによるスクリーニングを組み合わせ、アコヤガイ赤変病の原因微生物の特定を試みた。病貝および健常貝の血リンパ液の超遠心沈渣より抽出したDNAを解読し、病貝の配列から健常貝と共通する配列を差し引き、76,542配列を得た。相同性検索を行ったところ、大部分は真正細菌に相同性を示し、ウイルスに相同な配列は稀であった。得られた配列を元にDNAマイクロアレイを作成し、病貝2個体と健常貝2個体をスクリーニングしたところ、病貝に共通して検出され健常貝では検出されない配列は1890配列まで絞りこまれた。これらの細菌群に病原体由来の配列が含まれると考えている。
魚病