研究課題
基盤研究(C)
アオコ由来の肝臓毒マイクロシスチンLRの細胞毒性を抑制し得る化合物を探索し、肝がんや肝機能不全の化学予防または対処法の確立のための礎とすることを目指した。様々な生物資源由来の抽出物や単離化合物を用いてスクリーニングした結果、アメリカオオアカイカの廃棄残差の皮から単離精製したセラミド誘導体のセラミドアミノエチルホスホン酸がマイクロシスチンLRの細胞毒性を抑制し得ることが明らかになった。さらに柑橘類由来のフラボノイドであるナリンジンにも同様の効果があることが明らかになった。
水圏生命科学