本研究は農業の6次産業化を促進する戦略的産業人材の育成を狙いとした教育プログラムの開発を目的としている。国際的な観点から、アメリカの研究チームと合同でスペイン、ドイツを対象に海外調査を実施するとともに、意見交換を繰り返してきた。国内においては秋田県を対象に普及教育の実態調査を実施した。これらのフィールド調査から得られた知見として、6次産業化サイクルからスピンオフしてビジネス展開を始める条件としてバイイングパワーのシステム化が決定的な要因として作用していることを確認した。これらの研究活動をとりまとめ、各種の教材を開発し、それを利用した農業者セミナーを開催し、教材の有効性を検証した。
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