研究課題/領域番号 |
24580319
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
浅見 淳之 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (60184157)
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キーワード | 湖南省 / 農民専業合作社 / 社員 / 共分散構造分析 / 因子分析 / 動的取引費用 |
研究概要 |
平成25年11月に4週間近くにわたり現地調査を実施した。対象は、中国湖南省長沙市周辺農村である。前年位引き続き、農民専業合作社の実態を調査するとともに、社員、非社員に対し面接調査を行った。その結果を因子分析ならびに共分散構造分析を用いて分析している。 項目を、特殊性、有能性、暗黙知、脅威、評価、依存度、関係、固定度、要求、満足として、それを観測変数とし、潜在変数をとらえようとしている。中国農村の合作社の形成において、能力=有能性が成果に対してプラスに働くyだけでなく、暗黙知を通して動的取引費用が発生するためにマイナスにも働くことを因果関係を示して実証しようとしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
目的に対応して、実際に面接調査を実施しほぼ目的を達成している。ただし因果モデルがうまく作成できないので、質問項目に問題があると考えられ、これを改善をして次年度にさらなる面接調査を行う。
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今後の研究の推進方策 |
本年度の調査では、面接した農民に、質問項目が理解できない状況が発生した。これを解決して、よりわかりやすい質問項目を作り直し、次年度の面接調査を行う。
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