研究課題
基盤研究(C)
植物工場で効率的なワサビの花成誘導法を確立するために、人工環境下で成育段階、日長および光質の影響を調べた。その結果、定植後4ヶ月以上育成したワサビ植物を1ヶ月間低温(4~8℃)下で、14時間以上のLED白色光に曝すことで花芽形成を効率的に誘導できることがわかった。LEDの光質(赤、青および遠赤色光)は花成誘導に影響しなかった。その原因として、この誘導条件下ではFT発現に日周性がみられず恒常的に発現していることが考えられた。
植物環境工学