本研究ではバイオアッセイを利用し、ニワトリ、カラスの血液中にレプチン様活性を持つ分子の存在を明らかにした。さらにハヤブサゲノム中にレプチン遺伝子が存在することを世界で初めて見出すとともに、推定レプチン分子がニワトリレプチン受容体と結合して情報伝達を行うことをバイオアッセイにより明らかにした。本成果は鳥類レプチンの存在の有無に関する論争を終結させる上で学術的な意義が非常に高いものである。またレプチンによる下垂体ホルモン産生との関係を調査し、レプチンがPit-1存在下で成長ホルモン遺伝子の転写を促進することを見出した。
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