研究課題
基盤研究(C)
Fasciola hepatica(Fh)および単為生殖型肝蛭(Fasciola gigantica系統の2倍体個体:Fsp)の交雑実験によりTCBZ耐性の単為生殖型肝蛭3倍体作出を試みた。交雑子孫F1およびF2が作出され、これら子孫虫体は精細胞に減数分裂異常が認められたため野外の単為生殖型肝蛭と同様の単為生殖能を持つと考えられた。しかし、TCBZ投与による駆虫試験の結果から、F1およびF2はTCBZ感受性であることが判明し、TCBZ評価のための虫卵孵化試験法の開発には至らなかった。
寄生虫学