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2013 年度 実施状況報告書

糖尿病末梢神経症モデル動物を用いた神経症進行におよぼす高血圧の影響

研究課題

研究課題/領域番号 24580438
研究機関摂南大学

研究代表者

尾崎 清和  摂南大学, 薬学部, 講師 (40268496)

研究分担者 松浦 哲郎  摂南大学, 薬学部, 准教授 (20268494)
児玉 安史  広島国際大学, 薬学部, 講師 (40389119)
キーワード糖尿病 / 末梢神経症 / 高血圧
研究概要

1.Deoxycorticosterone(DOCA)による高血圧症が糖尿病性末梢神経症に与える影響を解析するために、10週齢の雄WBN/Kobラットにアロキサン(AL)を1回静脈内投与した後、滅菌水で飼育したAL群、アロキサン投与3週後から週1回DOCAをcorn oilに溶かした溶液を皮下投与し、1%食塩水で飼育したAL+DOCA+NaCl群、13週齢から週1回DOCAを皮下投与し1%食塩水で飼育したDOCA+NaCl群の計3群の表皮内神経密度、腰髄前角の運動神経、脊髄神経節の定性的、定量的な組織学的解析を行った。
結果:PGP9.5陽性の表皮内神経の密度は、DOCA+NaCl群が他の2群に比べて最も低く、AL群およびAL+DOCA+NaCl群は同程度であった。腰髄前角の運動神経細胞や脊髄神経節内の感覚神経細胞には著変はなく、周囲の末梢神経線維もほぼ正常であった。
2.食塩投与による高血圧症が糖尿病性末梢神経症に与える影響を解析するために、10週齢の雄WBN/Kobラットにアロキサン(AL)を1回静脈内投与した後、滅菌水で飼育したAL群、アロキサン投与3週後から1%食塩水で飼育したAL+NaCl群、13週齢から1%食塩水で飼育したNaCl群の計3群(各群10頭)に分配した。実験開始前(9週齢)、実験開始後から10週おき(13,23週齡)に全てのラットの血糖、尿糖、血圧、尿蛋白および血中脂質を測定し、36週齢で剖検した。脛骨(運動神経)、坐骨及び腓腹神経(感覚神経)の定性的、定量的な組織学的解析を実施している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

形態学的解析に要した時間が計画時より多かったことから,食塩投与の実験の解析が当初見込みよりやや遅れている。

今後の研究の推進方策

食塩投与による高血圧症が糖尿病性末梢神経症に与える影響を解析するために、脛骨(運動神経)、坐骨及び腓腹神経(感覚神経)の定性的、定量的な組織学的解析を実施する。くわえて、表皮内神経密度、腰髄前角の運動神経、脊髄神経節の定性的、定量的な組織学的解析を行う。さらに、実施できなかった末梢神経病変の終末糖化産物および酸化ストレスマーカーの発現解析を実施する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アロキサン誘発糖尿病ラットの末梢神経症に対する高血圧の影響2014

    • 著者名/発表者名
      尾崎清和
    • 学会等名
      103回病理学会
    • 発表場所
      広島国際会議場
    • 年月日
      20140424-20140426

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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