研究課題
基盤研究(C)
鳥由来のインフルエンザウイルスH8N4, H10N2, H12N5型を、MDCK細胞で高い増殖能を有するワクチン用の種ウイルスにするための目的で、初代培養株と30代以上の継代株で100倍以上も増殖能に差のある3種類の変異ウイルス株を得た。これらの遺伝子の塩基配列を解析したところ、3種類全てで、PB2とHA分節に変異が確認された。PB2の変異はウイルスのポリメレース活性を高め、HAの変異はウイルスの細胞内侵入後の膜融合活性を高めることを確認した。
インフルエンザウイルス