ミミズ由来の新規低温適応性糖質加水分解酵素の構造と機能の解析とその利用

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24580481
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境農学
• 研究機関: 大阪府立大学
• 研究代表者: 上田 光宏 大阪府立大学, 生命環境科学研究科(系), 准教授 (50254438)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 糖質分解酵素 / 低温適応性 / ミミズ / キチナーゼ / アミラーゼ / X線結晶構造解析 / セルラーゼ

研究成果の概要

ミミズ由来の糖質分解酵素遺伝子のクローニング並びに異種宿主発現を行った．セルラーゼに関してはエンド型セルラーゼ遺伝子（EF-EG2) を酵母で発現させ，精製を行った．精製した組換え型EF-EG2は低温活性を有していた．また，X-線結晶構造解析よりEF-EG2の構造を明らかにしている．本酵素は構造既知の低温適応酵素同様，分子表面が負電荷に富んでいることから，低温適応性との関連が示唆された．その他の糖質分解酵素についても構造と機能を明らかにするための研究を進めている．

自由記述の分野

生物資源利用学