各種イチゴ生息細菌保存株を用い炭疽病の発病助長効果を調べた結果、Brevundimonas属およびMethylobacterium属細菌等で発病助長効果を持つことを見出した。Methylobacterium 属細菌WI447株の発病助長因子の探索を行った結果、助長因子は本菌の菌体の膜壁成分および培養上清の水溶性画分中に存在することが示唆された。そこで、本属菌に特徴的な菌体外多糖の構成成分であるマンノースおよびピルビン酸の発病助長効果を調べた結果、それらの添加により発病が助長された。以上のことから、菌体外多糖の構成成分等が本属細菌の発病助長因子として機能している可能性を明らかにした。
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