本研究では申請者らが開発したリン酸基親和性電気泳動法(フォスタグSDS-PAGE)の原理を基盤として,高分子から低分子にわたる広い分子量範囲のタンパク質のリン酸化状態を解析できる技術の開発を行なった。 200kDa以下のタンパク質解析に適切なゲル緩衝液はBis-Tris-HCl(pH6.8),それ以上の分子量ではTris-acetate(pH7.0)が適切であると決定した。広範囲の分子量領域の様々な細胞内タンパク質のリン酸化解析を行ったデータを蓄積し,それをWebで公開できるように準備している。
|