LC-MS/MSに最適な光学活性カルボン酸測定用として、(S)-PyT-N、PCP2、DMT-3(S)-Apyを創製した。一方、光学活性アミン分析用として、(R)-PyT-C、DMT-L-Pro-OSuおよびL-PGA、L-PGA-OSuを開発した。またL-PGA に安定同位体を導入したL-PGA-d5を合成した。L-PGA とL-PGA-d5を用いることで、試料のマトリックスに影響を受けることなく精度の高い光学異性体比の測定が可能となった。一方、DMT-3(S)-Apyを糖尿病患者唾液の測定に応用したところ、健常者と比較し、糖尿病患者では、D-乳酸の割合が優位に高いことを明らかにした。
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