研究課題
基盤研究(C)
精神的ストレスが積み重なると、消化管の微小炎症と痛みを伴う機能性消化管疾患(過敏性腸症候群・機能性ディスペプシア)という病気に進展する。この原因を解明するために、病態モデル動物と患者からの検体を用いた研究を行った。その結果、ストレスにより温度感受性受容体TRPチャネル(高温や低温で活性化するセンサー)の神経が増え、消化管の知覚過敏が引き起こされていることが判明した。したがって、これらの神経の異常を抑えれば、機能性消化管疾患の治療につながると考えている。
神経消化器病の原因究明と医薬品の薬効評価