マウスアストロサイトにおけるP2X7受容体の活性は、そのスプライスバリアント3及び4の発現により変動し、それはアストロサイトの食作用活性を制御することが示された。さらに、アストロサイトに対してストレス負荷することで細胞が活性化状態となったとき、P2X7受容体の細胞膜での発現量はそのスプライスバリアント2及び3発現量が増加することにより低下し、それは食作用活性の低下に繋がることが分かった。以上の成績は、アストロサイトの機能制御にP2X7受容体が重要な役割を担い、それはスプライスバリアントの発現変動によって変動することを示唆している。
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