研究課題
基盤研究(C)
タンパク質間相互作用を安定化する天然物コチレニンAの全合成研究を実施した。光学活性ペリリルアルコールを出発原料とし、分子内アルドール反応等によりA環を立体選択的合成した。さらに、C環の導入・変換後、閉環メタセシス反応によりB環8員環の構築に成功した。現在、2つの水酸基の立体選択的導入について検討中。また、糖部分を構成する2つのパーツの合成法をほぼ確立しつつある。これを用いてダブルアセタール化反応を検討する。その後、全合成、誘導体合成、機能解析へと展開する予定である。
創薬化学研究