本研究では、十分なヌクレアーゼ抵抗性とDNA・RNAに対し安定な二重鎖形成能を有する示すオリゴヌクレオチドの開発を最終的な目標とし、オリゴヌクレオチドに搭載する新規ヌクレオシド誘導体の開発を検討した。1)ジヒドロピラノヌクレオシド、2)L-トレオペントフラノシルヌクレオシド、3)3’-デオキシ-4’-チオヌクレオシドの3種のヌクレオシドをデザインし、これらヌクレオシド誘導体の合成を検討した。また、2)については対応するヌクレオシドホスホネートも合成した。これら合成により得られた誘導体については、AIDSの原因ウィルスであるHIVに対する抗ウィルス効果についても評価を行った。
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