研究課題
基盤研究(C)
アルツハイマー病(AD)は認知機能が低下し、神経細胞の機能障害を伴う痴呆症である。これまでの研究で、アミロイドβペプチド(Aβ)が病因として関与していることが考えられている。本研究では、AD治療薬を目指したAβを加水分解する抗体を誘導するための抗体誘導試薬の分子設計と合成を行った。分子設計されたリン酸ジエステル誘導体は、加水分解活性を有する抗体モデルとして用いた酵素に対して高い阻害活性を示した。さらに、このリン酸ジエステル誘導体をAβに導入することにより、Aβ加水分解抗体を誘導する試薬を得た。
医薬品化学