研究成果の概要 |
カドミウム(Cd)の標的組織である腎臓近位尿細管の領域特異的由来細胞(S1, S2, S3)を用いた検討によりS1, S2, S3領域ごとに管腔側および血管側からのCdの取り込みおよび排泄を解析した結果、尿細管の部位によってCdイオンの取り込みおよび排泄が異なることを見出した。神経細胞におけるMn取り込みには、DMT1のみならずZIP14が関与し、脳疾患の病変での上昇が報告される炎症性サイトカインによってMnの取り込みおよび排泄が変化し、神経細胞へのMn蓄積が増加する可能性を明らかにした。
|