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本研究は、臨床分離HIVライブラリーを用いた「多剤in vitro耐性誘導」システムを構築することを主目的として行った。その基盤データを収集する過程で、ウイルスエンベロープ蛋白を標的とする阻害剤を中心に、一方の抗HIV剤に対する耐性変異が、他方の抗HIV剤の感受性に寄与する新たな組み合わせを明らかにすることが出来た。他方、樹立した「多剤in vitro耐性誘導」を各阻害剤の組み合わせで行ったところ、耐性獲得の遅延などをはじめとする有用な知見が得られ、耐性機序の理論的裏付けに基づいた新しい薬剤の組み合わせが示すことができた。
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