研究課題
基盤研究(C)
ヒト多発性骨髄腫細胞において種々の抗癌剤耐性株を樹立し、耐性獲得機序の解析を行い、Src活性化に基づくMDR1、Survivinの過剰発現及びBimの発現低下が関与することを見出した。さらに、Srcを阻害する分子標的薬によりMDR1、Survivinの発現低下、Bimの発現上昇を介して抗癌剤耐性を克服することを明らかにした。以上の結果は、臨床における抗癌剤耐性多発性骨髄腫出現時における治療に貢献できる可能性が考えられる。なお、本研究成果は発表論文の項にの8報に公表済みである。
医療薬学